【地方在住者必見!】資本系「横浜家系ラーメン」の見分け方 Part.1

横浜家系

皆様お疲れ様です。「かずろっく」です。

昨年ブログで「資本系家系ラーメン」についての記事を投稿しましたが、記事がパーになってしまったため、また改めて投稿することにしました。

もうすでに他のブログ記事やYouTubeの動画で家系ラーメンの「正統派」「本物」「偽物似非」・「資本系」の家系ラーメンについて多数取り上げられましたが、私の見解として改めて解説していきます。

 

正統派の家系ラーメン

(移転直前の吉村家)

(柏王道家)

(木更津林家)

「横浜家系ラーメン」をWikipediaで検索してみたら大まかなことは書かれていますが、もう少し具体的に正統派の店をお伝えしようと思います。まず正統派の家系ラーメンほぼすべてのお店は麺以外スープをはじめトッピングなどの食材は店内で仕込んでいます。

また店から半径十数mの範囲で外に向けて豚骨と鶏ガラの匂いがぷーんと漂わせています。

吉村家直系

(杉田家千葉駅前店)

(杉田家のラーメン)

(末廣家)

(末廣家のラーメン)

「吉村家直系店」「横浜家系総本山吉村家」の創業者「吉村実」氏の元で厳しい修業経験を積んで、「免許皆伝」を受けた店。吉村家同様醤油の濃いエッジを前面に効かせた味が特徴。

吉村家のれん分け店

上記に同じく「吉村家」で修業経験を積んだ人が独立開業店で、吉村家の味を継承しつつあるが、「直系1号店」の杉田家以前に開業した店が多い。

本牧家系譜

(本牧家本店※2023年5月7日をもって閉店)

(本牧家ラーメン)

元は「吉村家」の2号店として開業したのが始まり。しかし開店直後に吉村実氏と店長の色々なトラブルによって絶縁。吉村家より醤油と鶏ガラ、豚骨のバランスとマイルドな味を追求している。

本牧家出身店舗(一部抜粋)

  • 寿々㐂家
  • たま家
  • 千葉家(臨時休業中)
  • 末広家
  • 川崎家

など

六角家系譜

(六角家本店2017年10月閉店済)

上記の本牧家で修業した神藤氏が独立開業した店で、「新横浜ラーメン博物館」やカップラーメンで一斉風靡を「第一次家系ラーメンブーム」を引き起こし、全国的に「家系ラーメン」の認知に尽力した店と言っても過言ではない。

六角家出身店舗(一部抜粋)

  • 八家
  • 雷家
  • 近藤家
  • 寿三家
  • 麺家市政

など

王道家グループ

(王道家のラーメン)

「吉村家」で修業した同グループ社長「清水裕正」氏が2003年千葉県柏市で独立開業。開業して数年後、清水氏が吉村実氏に自家製麺で提供したいと相談したところ破門扱いに。「吉村家」の味を継承しつつ、スープの「熟成化」を日々追求している。

王道家グループの店

(王道いし井)

(王道家直伝との丸家松戸店)

お店の特徴は外観だけお伝えすると黄色と赤と黒で統一された看板が特徴。店名に「王道家」もしくは「王道」と書かれていたら王道家グループの店と言っても間違いない。

新中野系譜武蔵家

(武蔵家薬円台店)

元は上記の「六角家」→「たかさご家」の流れから1999年に東京・新中野で「武蔵家本店」を開業したのが始まりとされている。

前者の系譜、グループ等より豚骨の出汁が強めでドロッとした濃厚かつとろみのあるスープが特徴。ラーメンを注文すると無料でライスと青かっぱ(きゅうりの漬物)がつけられるのも特徴の一つ(※ただし一部有料の店あり)。

看板の特徴として、武蔵家という屋号が付かなくても、赤抜きで達筆の白文字の草書体で店名が書かれ、券売機に「ライス無料おかわり自由」と貼り紙が貼られているところは武蔵家系譜の可能性大。

今は首都圏だけでなく、関西圏、名古屋圏にも進出している。

たかさご家の流れを汲む店

  • 町田家
  • 武道家

など多数

資本系家系ラーメン店の特徴

(某資本系店の家系ラーメン)

(魂心家のラーメン)

(町田商店某店)

(壱角家池袋東口店)

外観の特徴

まず資本系店の外観からの特徴のポイントとして

  • 「横浜家系ラーメン」と看板の文字のフォントとイラストが機械的かつど派手
  • 店の外から豚骨、鶏ガラを炊いている匂いが全くない。
  • 家系ラーメン以外のラーメンの種類が豊富にある(中華そば、鶏蕎麦、博多ラーメンなど)。

と大きく見ていけばこんなところになります。

店内の特徴

皆さんも「家系ラーメン」を食べた人がある方は一度はこのような画像の店内で食べたことがあるかと思います。

そして資本系店の内装の特徴として共通している点が

  • 「気合注入!」、「寸胴一本で勝負!」、「家系最高」の能書きの文字がデカく書かれている!
  • 「まくり」、「完まく」というキーワードが目立つ
  • 客席からキッチン、厨房の中がやたら見えにくい。
  • 店内からも豚骨、鶏ガラの匂いがしない。

と言ったのが大きな特徴です。

多くの資本系店は外部の業者にスープやその他の具材は委託して作ってもらっているため、家系ラーメン特有の匂いは全くしません。

ラーメンのビジュアル、味

(壱角家のラーメンほうれん草増し?)

先ほど上のラーメンの画像も含めてごらんいただくと、見た目として

  • スープの色がやたら白い。
  • デフォルトのトッピングでうずらの卵が入っている(※材料費高騰により今は入っていない店もある)。
  • 麺がごわごわしている。

そして肝心な味は

  • スープがとにかく「クリーミー」という感想が多い。
  • 脂は鶏油ではなくラードを使っている(一部使用している店舗もある)。
  • 醤油の風味、エッジがない。

いった特徴で、私も吉村家直系、王道家、武蔵家などの正統派の店で食べなれた人が資本系店で家系ラーメンを食べた時にでる最初の言葉が、

「あ~~😵?これ家系ラーメンじゃないよ!」

とリアクションする人が多いです。あのSUSURUさんもファミリーマートの家系ラーメンのチルド麺を食べた時の感想がそうでした。

私個人の率直的な感想はスープは博多豚骨ラーメンに近いけれど、豚の背脂も大量に入れて無理やり乳化させた印象でした。そして正統派の家系ラーメン店の特徴は丼に入っているスープが上から鶏油→乳化した豚骨、鶏ガラのスープ→醤油と味の違いは多少あれど、スープに三段階の層ができますが資本系の家系ラーメンはそういったスープの層は全くありません。

まとめ

今回の記事だけではまだ家系ラーメンに馴染のない方には、正統派の店と資本系の店について伝わりきったとは思えないので、続編として後日、資本系横浜家系ラーメン店の特徴を投稿していきたいと思います。

また近くに正統派の家系ラーメン店がない場合は、「宅麺」で数店家系ラーメンを出していますので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか?

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(2024年版を編集中)

 

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