皆さんお世話になっています。「かずろっく」です。

今回は東京都のJR山手線「巣鴨駅」南口にある「こいけのいえけい」さんに初訪問、実食」レビュー記事となります。

昨年の秋ごろからネットニュースでに「有名ラーメン店が手掛ける横浜家系”風”ラーメン」がにわかに話題になって、「こいけのいえけい」さんそのうちの一つで、正統派の家系ラーメン店とどう違うのか気になって食べてみました。

食券購入

巣鴨駅南口を出て本郷通りを千石方面を歩いて、本郷通りを裏手に入って「宮下公園」を目の前に店があります。

訪問したのが雨が降る土曜日のちょうど12時、先客2組がちょうど店の入り口の券売機で食券を購入して席は私で満席の状況でした。

お店の外観は今までの正当な家系ラーメン店や「資本系店」とは違ってちょっとおしゃれなカフェのような感じです。

メニューは「家系”風”ラーメン」で話題になった「豚骨醬油ラーメン」大小と「魚介MIXつけめん」の大小、そしてご飯もの、トッピングといったメニュー構成です。

私は迷わずひっだり上のボタンの「豚骨醤油ラーメン並」850円と「ネギチャーご飯ハーフ」200円、トッピングで「海苔増し3枚」60円をプッシュ。席は店内入口が空いていたので店員さんから案内されて座りましたが、私でカウンター8席の店内はちょうど満席。

食券を店員さんに渡す際、お好みは麺の固さ以外は指定できませんでした。

卓上調味料も豊富にあります。

着丼、実食

着席して待つこと約5分、ついに気になっていた家系風ラーメンが着丼しました。「こいけのいえけい」さんの家系風の「豚骨醤油ラーメン」のデフォのトッピングは

薬味は刻み玉ねぎです。

ではスープを一口、スープの見た目はあっち系の家系ラーメンみたいに白くはなく見ての通り茶褐色です。

まず鶏油の甘みと豚骨の出汁強めで濃厚なベタっとした粘着質ととろみがある濃厚スープで、「新中野系譜武蔵家」に近いですが、醤油ダレのキレとエッジはやや弱い気がします(卓上のラーメンのタレで調整可)。

この辛味を残して水っぽくない刻み玉ねぎとスープの相性は非常に良いです。次回訪問は薬味多めでもいいかもしれないと思いました。

次に麺をすすってみると、使用している麺は不明であるものの、家系ラーメンには珍しい平打ち中太ちぢれ麺で麺は少し長めで加水率はやや高め。しかし食感は酒井製麺に近いモチッとした食感があってこのスープと合っています。

刻んだ低温調理チャーシューと白髪ネギと刻み海苔が入った「ネギチャーご飯ハーフ200円」は、特製のタレとごま油で味付けされており、食欲をそそらせる1杯です。これだけでもかなり完成度は高く、ラーメンとの相性も良く、かなり計算されていいると思います。

ご飯ものを頼むと、一緒に「にんにく醤油漬け」、王道家グループの店で言うと「無限にんにく」も一緒に提供され(ライスだけでも提供されると思う)、上に乗っている具が減ってきたら、にんにく醤油漬けとマヨネーズをかけて食べるとまた食欲が増進します。

もうすでに儀式に近くなっているスープに浸った海苔でライスを箸で巻いて食べる方法。あっち系の家系ラーメン以外の店では旨いです。

低温調理されたチャーシューは薄くスライスされたのが2枚入っており、噛むと塩味が薄めの味付けでスープの存在感に負けておらず、次回はチャーシュー増しにしたいと思う一品でした。

後半は卓上の刻みニンニクとラーメンのタレを入れて味変をします。ラーメンのタレを少しずつ入れると私が普段家系ラーメン店で食べている味の濃さに近くなっていきます。

普段スープの粘度と濃度が高い家系ラーメン店ではスープまで完食することはほとんどないですが、ここではスープまで飲んで完食ごちそうさまでした。

今回家系”風”ラーメン店の一つである「こいけのいえけい」に食べに行ってきましたが、横浜家系ラーメンの特徴と独自のエッセンスを加えつつもクオリティーの高い1杯でした。

お店は「食べやすさを求めて」をモットーとしているので、普段私みたいに家系ラーメンを食べている人にとっては最初の一口は醤油の濃さをあまり感じないかもしれませんが、卓上のタレを入れると限りなく家系ラーメンの味に近くなると思います。

因みに店内は店炊きではなく、同こいけグループ内のセントラルキッチンでスープを仕込んでいるみたいなので、店内は家系ラーメン店特有の豚骨臭はほとんどなかったです。

「こいけのいえけい」以外にも「せたが屋」グループが手掛ける「がんくろ」など家系”風”ラーメンを提供している店があるので、次回以降訪問して実食したいと思います。

住所:東京都文京区千石４丁目２５−６夏野マンション 102
アクセス:JR山手線、都営三田線「巣鴨駅」南口より徒歩6分
営業時間:11:00~15:00 17:30~21:00
定休日:なし